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月と太陽




美しい月を眺めながら独り言のように呟いた。

「お月さん、好き」

昔は太陽のような人になりたいと思っていた。

太陽のように周りの人を明るく輝かせたかった。

だけどいつからだろう。

わたしが月を好きになったのは。

あの優しいけれども内に強さを秘めているあの光は

いつしかわたしの心をなめらかにしていった。

月のような人になりたいと願った。

太陽のように自分一人で光ることができないと気づいたから。

自分が光を放つのではなく、太陽の光を反射して暗闇を優しく照らしたいと。

その優しさの内に強さを持ち続けたいと。






突然、愛する人が隣で言った。

「君はお月さんみたいだよ」

わたしは目を丸くした。

「ギラギラまぶしい太陽じゃなくて、しっとりと照らすお月さんみたいだよ」

その言葉が優しい月の光とともにわたしの心を照らした。


もしわたしがお月さんだとしたら、太陽は誰だろう。

わたしに光をくれる太陽は、誰だろう。

答えが分かったわたしは、思わず嬉しくて笑った。






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